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「精神復興が必要」松下幸之助氏

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戦後の日本経済の土台を築き

牽引してこられた偉大な創業者の言葉は、

現代の日本人に希望を与えてくださいます。

なぜなら、

彼らは明治・大正・昭和を生きぬき、

戦争を体験してこられた方々だからです。

困窮のどん底を味わい尽くしたからこそ、

この現状を変えなければならないと

強く決意されたわけです。


皆が幸せになるためにはどうしたらいいか、

皆が食べていけるようになるためには

どうしたらいいか、

経営者は労働者とその家族を守るためには

どのような意識をもつべきなのか、

この国を経営していくには

民間としてどうあるべきなのか、

常に自問自答の連続だったことでしょう。


戦後、

食べる物がない、

住む家がない、

着る服がない。

焦土と化した日本には

物資は何もない。

それでも家族を養わなければならない。

帰国した兵隊さんで人口は増える。

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『よみがえる藤原京』より

この現状を一刻も早く脱却するためには

アメリカに頼らざるを得なかった。

そうなるとアメリカナイズされた

食べ物、住宅、衣服を

受け容れざるを得なかったのです。

日本人にあったのは

恨みという感情ではなく

ただ素直に感謝の思いだったのです。

日本はアメリカに仕返しするために

高度成長期を成し遂げたわけではない。

アメリカの文化を受け容れて

日本の土壌で発酵・熟成させる。

これが日本のやり方だったのです。

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高津宮(筆者撮影)


戦争を体験していないわたしたちは、

失意のどん底から立ち上がった

戦後の日本人を

とやかく物申す立場にありません。

むしろ日本の復興に尽力してくださり

わたしたちを養ってくださったことに

感謝しなければらないと思っています。

ただ、

当時から政府と民間の対立構造は

歴然と存在していた。

民間の起業家たちは、

一生懸命働いて

国に税金を納めて来たけれど

民間の意に沿うように

お金を使われなかったことに

憤りを感じていました。

それは偉業を成し遂げた経営者たちの

共通の思いでした。

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『よみがえる藤原京』より

彼らは何万人も雇用した立場。

小さな国を経営しているのと同じ意識で

日本の発展と国民(労働者)の

生活の安定のために心を砕いてきました。

そして彼ら経営者は異口同音に

商売して金儲けするだけではダメだ、

幸福の追求、社会の共栄のためにという

確固たる理念がなければいけないといいます。

しかし政府は

納得のいくように税金を使わない。

民意に反することに無駄遣いしていると

経営者たちは憤慨していました。


明治・大正・昭和を生き抜いた経営者には

日本人の魂が燃え盛っていたのです。

その当時は

ブラック企業なんて言葉はありませんでした。

終身雇用制という生涯の生活を保障する

という責任を負っていたのです。

戦後の日本は

法律はどんどん塗り変えられ、

日本人にとって不利な

世の中のシステムになっていきました。

経営者が労働者をいじめる構造をつくったのは

日本人ではありません。

それは外国人による

支配と奴隷のシステム。

支配者は奴隷がいなければ

存在できないことを悟らずして

奴隷を使い捨てにしてしまった。

その奴隷が結婚できず

子どもが生まれない。

その結果、

奴隷がいなくなり

どん詰まりになってしまった。

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けれど2020年を機に

正反対のシステムに転換し

春分から新たなシステムが起動しました。

これからの日本を建て直すために

もっとも必要なのは

日本の精神を取り戻すこと。

その根本は、

皆が富を分かち合い、与え合い、

共存共栄するシステムを

1万年以上継続してきた

縄文の記憶を取り戻すこと。

オイルショックを経験した後の

松下幸之助さんの肉声を書き起こしてみました。

ぜひご一読ください。






『警世~松下幸之助と日本経済~』

(昭和50年放送)


不景気を改善する道は

今までは経済界が

借金して儲けたものを

政府に持っていった。

つまり

自然増税収として

政府は受け取り、

それがいつも余っていた。

すると

つい気が大きくなりますね。

今は我々が働いても

儲かりませんから

税金が払えなくなった。

すると

政府は金が入らなくなった。

初めて金というものは

儲からんもんだと

わかったわけですよ。

もう我々は借金はしない。

借金してまで

工場拡大することはやめる。

誰もやらない。

そうなったら

みんな不景気になってくる。

それを助ける道は

今度は

政府が借金して事業を作り、

それでわたしたちを潤してくれと

政府にお願いしないといけない

段階にきていると思います。

それを政府が

その通りだと気づいてくれたら

この不景気はすぐに治りますよ。

赤字国債では絶対だめです。

つまり

政府は先行投資するわけですよ。

我々一般、

民間は先行投資するために

借金したわけですね。

だから

福祉もできて経済も膨張した。

その結果の大部分は

税金で納めた。

30年間で

とうとう頂点に達して

へたってしまった。

それ以上は

高度成長できないと。

民間の力では。

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大神神社(筆者撮影)


そこで

今度は政府がやりましょうと

政府が先行投資するために

「富国発展公債」

というようなものを発行して

そうしてまず

住宅がいちばん足らないから

どんどん

住宅を建てなければいけない。

こういうことは

民間の力ではできない。

ですから

政府は借金をしてその借金で

民間に仕事をさせる。

そんなふうにしなきゃいかんと思う。

そうするには

絶好の機会だと思う。

その決断をするかしないか

その決断するには

それだけの理念が

なかったらいかんでしょう。

国家経営はこうあるべきだ

という非常に高く深い

哲理をつかまないと

そういう知恵は出てこないです。

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大神神社(筆者撮影)


戦後30年というのは

高度成長に経済が発展してきました。

復興といいますか

それはその通りに違いないけども

それは外国の援助

というものでやったわけです。


だから

日本国民の自力によって

復興したわけじゃないですね。

「自力更生」

というようなことを

言う人もおりますけど

僕が考えるに

3年も4年も戦争して負けたと

昔であれば

民族が奴隷になったり

苦しみを味わいますね。

ところが

戦争に負けたその日から

救済されたわけです。

技術も食べ物も援助しましょう、

政治も教えましょうと。

こういうけっこうな負け方

というものはないですよ。



だからそういうことが

あれだけの大きなことをやって

罰せられてないわけです。

そこにそもそも

甘えがあったわけです。

その甘えが積もり積もって

つけを払わないといけなくなった。


30年のつけを今、

支払わなきゃいけない、

そういう状態だと考えますね。

あの時分は

物資に不自由したわけです。

家がない、

食べるものがない、

着る物がない。

非常に困窮したわけです。

しかしそのときには

精神というものは

しっかりしたものがあった。




日本の、

日本人としての

しっかりした精神があった。

今は精神的な貧困です。

国民の考えが一致しないです。

みんなお互いにね

精神的なエゴというか、

そういうふうな

考え方が強いですね。

精神的なエゴとエゴとが衝突して

国民がバラバラになってきた。



それが今度は

ものを失うという状態に

なってきたわけですよ。

戦後30年にして

ようやく日本は

精神的な敗北をしたんですね。

それは日本のもてる精神ですね。

日本人古来の。

そういう良いものがあるとするなら、

その精神的な良いものは

30年かかって腐食したわけですね。



だからここで

精神復興しないといけないですよ。

「精神復興」

即、それは日本の本当の復興です。

そして

政治も経済も

それがあるからあるわけです。


今インフレは一応止まってますね。

それは病気でいったら

強烈な解熱剤で

熱を抑えているだけです。

ですから

解熱剤をやめてしまったら、

また熱が出て来る。

だから

根本の病気を治さないといけない。

病気の早期発見が

できていないわけです。

病気の根本がどこにあるのか

発見されないので

迷っているのでしょう。

非常に切羽詰まっています。

これが単に経済が行き詰る

という問題で済めばいいのですが、

政治的に社会問題が起きはしないかと

考えるとこれは放っておけない。

こうやったらよろしいと

国民が納得すると

経済界も労働界も

国民もなるほどそれはいいと

納得するような処方箋を書いて

出さなければいかんのです。

今その処方箋がないですね。

非常に極悪な状態ですね。

かつてない。

『警世~松下幸之助と日本経済~』

(昭和50年放送)






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by new-jomon | 2020-03-24 12:46 | 物づくり・医薬の神 | Comments(0)

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